2008年12月5日、老舗ロックバンドTHE MODS撮影中!くも膜下出血を発症、一緒に仕事をしていた最愛の女性の迅速な対応が功を奏し、重症ながら危篤から生還。身体の後遺症、心の後遺症の中、自分探ししています。


by mugnum-yoda
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嬉し、悲し、一周年。

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2009年5月14日の記憶。丁度、今日で一年になりました。昨年の今日、敬愛するパートナーSちゃんの介助を受け、札幌の芸術の森へ行って参りました。目的は当日開催されていた。「写真と絵画の交差」と題された企画展を鑑賞すると共に、長らく手にしていなかったカメラの練習と、撮影リハビリ。機材は自分のではなく、全て彼女の機材を使わして頂きました。情けないでしょ。紛いにもプロカメラマンの端くれなのに自分専用のカメラもレンズも三脚もカメラバックもフイルターすら持って無いんだ。考えれば考える程に鬱になる。カギコメにメールに、手紙に、最近の僕が写した写真が見たいとリクエスト。更に悲しさを助長させるのが、命を助けてくれた脳外科の救命医、脳外科医、ICUのスタッフが、これまでに出逢った作業療法士さん、理学療法士さん、ケースワーカーさんまで、新しい撮影の写真をブログにと言ってくれる。直ぐにでも写して皆さんに見せたい。失敗ばかりだからって、更に落ち込み怖い自虐を考えてしまうので逃げていた時期があったのは否定しない。僕が経験を積んで来た仕事の全ては、道具を使いこなす事で成り立つ仕事だ。道具が無ければ、ただの人。脳卒中は、発症前、高次な脳作業を沢山積み重ねた人程,精神的ダメージが大きい。と本に書いてあった。残念ながら、僕は、その代表的な人間の一人である。それに加えて天性の脳障害である自閉症と複雑に絡まり合って大変な状態なんだ。この悲しさを誰か小説にしてくれよう。最近は、何冊だけある写真器材のカタログばかり見ているよ。正直、写真器材に触りたい。それすら叶えられなくてイライラしてばかり、「何で僕、ばっかりなんだよう。」と看護士さんに怒りをぶつけちゃったりさあ、凄く格好悪いんだ。歌を忘れたカナリアみたいに毎日を送るのは苦しい。本当に息が苦しくなるんだ。表に出たいんだ。実は、昨年の今日に外出させてもらってから一年間、外を歩いてないんだ。未だにGWの外出外泊の想い出を自慢する人が居る。新しく買った洋服を見せびらかされる。ヤマダ電気で買ったとSONYのCDウオークマンを自慢される聞いてみろとヘッドフォンを渡される良い音だ。しかも4,000円でヘッドフォン付きだと自慢される。その彼は病棟にCDラジカセもちゃんと持ってるのにさあ、何だか悔しい、僕の所にCDを贈ってくれるアーティストがいる。友人が居る。でも、僕はそれらを、まだ一度も聞いていない。CDウオークマンを自慢する彼が、更にGWに購入したtown&country のヨットパーカーを、またしても自慢する。僕は室温16℃なのに冬物が一枚も無いまんま。トレーナーやパーカー、暖かい柔らな靴下が欲しいよう。
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by mugnum-yoda | 2010-05-14 19:33