2008年12月5日、老舗ロックバンドTHE MODS撮影中!くも膜下出血を発症、一緒に仕事をしていた最愛の女性の迅速な対応が功を奏し、重症ながら危篤から生還。身体の後遺症、心の後遺症の中、自分探ししています。


by mugnum-yoda
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巨匠はセルフがお好き。

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病棟の新聞、閲覧の順番、僕は最下位に属する。まず20年、30年と入院の長い人から順番が決まっている。横入りして見るのには、面倒見と称して、おやつ、ジュース、生活用品、本、CDとかをスタッフの目の届かない所で、先輩諸氏に渡さなければならない。それを強要する。通称たかりの人も多い。それが出来ないと仲間外れ、そんな煩わしい事が嫌で、病棟で購読している新聞と同銘柄を個人で定期購読する人も多い。俺でも毎朝、誰々が誰々の新聞に勝手に触ったとか、新聞の折り込みチラシが盗まれたとか、必ず騒ぎがある。そんな事に巻き込まれないように注意を払いながら覗く新聞にウォーホル自画像、30億円のタイトル、気になって気になって、新聞を読んでいる取り巻きに恐る恐る接近し、何度も覗き込んだ。ひとつの皿に盛られた餌に犬が三頭ぐらいが同時に頭を入れて食べている、一触即発の状況あるでしょ?背中の毛が立ち上がってる時、まさしく、そんな感じの所に、興味の無い振りをしながら、正しく視認出来る右半身を前に向けて6回くらい眺めたのちにニュースの内容が把握出来た。僕の憧れのアンディ・ウォーホルさんの自画像が落札されたと言うニュースだ。ウォーホルさんの写真にレイヤーする、写真を分版作業から生まれる別版をシルクスクリーンの鮮やかさ、更にレイヤーをポジ側だけではなく、ネガ側のアンダーを更に黒くする為にも用いられている。決めては写真の輪郭をトレースするようにフリーハンドで描かれた版に蛍光色がグラデーションで、更に作品に寄っては、金粉、メタリックフレークが配されたり、そんな手順のひとつひとつを僕は分析した、製版オペレターとなったとき、100%僕はウォーホル先生の影武者が勤まりそうな程に、再現する事が出来た。それらの技術を当時アート・ディレクターしていた釣り人社の釣り雑誌"BASSER"紙上で再現した。アメリカンなバス釣りに、そのスタイルは心地よかった。純和風の鱒釣りの単行本でも日本伝統色を特色に用いて和製ウォーホルになってみたりして遊んだ。僕の不思議な印刷指定原稿を眉をしかめずに楽しんで再現してくれた図書印刷のオペレーターの皆様に感謝。本当にウォーホルさんには色々と學ばしてもらった。彼の作品、ELVISだけはシリアルナンバーの若い直筆サイン入りを持っていた。モンローも持っていたが現版はオリジナルだが本人がプリント作業した物ではなく、ライセンスものだった。そんな作品を少し削ったり光を透過して手順を學んだ。警察の鑑識とか監察医のように僕はウォーホルを解剖した。その後、友人の何人かが在籍していたRATS&STARのアルバムにウォーホルさんがオリジナルを依頼された。実は現物に触れた事がある。印刷して2週も経ているのに濃度の濃い部分は柔らかく爪で跡が着いた。その刷り上がりの本番のスキャニングに使われなかった刷り出しをメンバーの数一枚ずつ保有していたが、額装もせぬままポートフォリオのバックに入ったまま盗難にあった。ウォーホルさんが他界して僕の保有していたオリジナル一枚の取引単価がハーレー・ダビッドソンのワイド・グライドの新車価格を越えて、ギャラリーから販売しませんか?オファーがあったが、金も欲しかったけど、本物の暖まればインクの臭いのするアートの中に暮らしたくて、それを考えれば、金は二の次であった。実はウォーホルさんも僕と同じ高機能自閉症である。日本ではたぶんそうである。とされているが、彼を支えたパートナーであるウルトラ・バイオレットさんの語るインタビューの中でのエピソードから読みとれば、間違いなく自閉症であると同病である僕は判断する。彼のヘアスタイルも、同じ自閉症の天才科学者アインシュタインを意識しての事だと僕は読んでいる。そう自閉症にはCOPYCAT癖がある。作品にピピンとレーダーが動いたら、その作品の分析コピーは元より、作者の性格、暮らしぶり、スタイルまでを模倣してみなきゃすまなくなるのだ。今回アップした写真、くも膜下出血の前夜、翌日に予定していたロックバンドTHE MODSのメンバーのポートレートを想定してのライティングリハーサルである。シャツのアイロンもヘアスタイルのセットも、撮影に備えた筋肉のパンプアップも、顔のグルーミングも出来ていない。今は脳卒中後の行為症で顔も体も変わっちゃった。僕もSちゃんに眉毛や髭等を整えてもらってポートレート残したい。でもウォーホルさんの自画像って誰がどう飾るのだろうか?ゴッホの耳を切断したばかりの自画像を描く心境は如何なモノだったのであろうか?それも誰が飾ったのだろうか?その昔、写真ブロガーのYORIKOちゃんと語り合った時、セルフ撮影の話しになって笑い合った。エスカレートしちゃい過ぎるんだって。(笑)原宿でのアパレルの事務所勤務の時の同僚の70'sラインのレディースのデザイナー山田さんの家にもウォーホルさんのCANDY DROPSがあった。そんな時代だった。コメント、トラックバック、待ってますよ。
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by mugnum-yoda | 2010-05-15 11:32