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2008年12月5日、老舗ロックバンドTHE MODS撮影中!くも膜下出血を発症、一緒に仕事をしていた最愛の女性の迅速な対応が功を奏し、重症ながら危篤から生還。身体の後遺症、心の後遺症の中、自分探ししています。


by mugnum-yoda
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組曲『羊蹄山が見えた午後』

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久しぶりに晴れ上がり蝉時雨が耳鳴りのようだ。昔からカッコーが鳴き出すと種物を地面に直に植え付ける時期とされている。昨年の農作業の工程表を見直さなくても自然の方が確かなようである。ニセコ一帯もジャガイモ、米と言った根ものや苗ものの植え付けを完了し、後は種物だけを植え付ければ春の第一段階は完了である。農作業風景を商売ネタにしているが、僕自身にもモデル選びやスタイリスト的に小道具を集めると同じようにこだわる部分がある。それは借景なる風景、有機栽培もしくは減農薬栽培農家、そして家族だけで運営出来る規模と決めている。美瑛や富良野の田園風景は集約的な農業形態であり僕としては、あの景色を後世に残す気持ちは無い!山の樹々を排除し剥き出しの土壌は雨が降る度に川を濁している。自然とのバランスが取れた農業形態を次世代に伝えたい。
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今回、大豆を植え付けているトラクターはDAVID BRAWNなるもう製造されていない機種である。30年以上使われていると推測するが、交換パーツが手に入らないにも関わらず静音を保ちエグゾノーストからも黒煙すら見えない程に愛されいる。純白のボディからは尊厳すら感じる。僕の好きなトラクターはインターナショナルの赤、ジョンディアの緑、フォードの青、小さな規模にはフィアットのオレンジも似合うかな?最近の国産トラクターはエアロフォルムでどうも好きになれない。Kubotaの広告を手がけていたがクローラー機以外は写真の対象外にしている。秋口になると赤以外のトラクターが美しく栄えるのである。ニセコに移り住みトラクターの作業を手伝ううちに起伏を見ただけでトラクターは此処で演技してくれるなとロケハン出来るようになった。ちなみに僕の所有するトラクターは年代物の三菱の25馬力である。これで別荘地の草刈りを請け負わして頂いている。
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そして皆さんが知りたがるであろう今日のカメラのモード設定は、殆ど青空と言えない白っぽい写真泣かせの晴れ空だったので、いつものSIGMAの18〜135にUVカットフイルター二枚重ねで紫外線の影響を排除し、ホワイトバランスは曇天モードです。露出補正とNDによる効果が昨日は掛かり過ぎのためスローシャッターだったためトラクターのシャープさに欠けたので、今日は事前にテストを繰り返し羊蹄山が浮かび上がる設定を探しました。ちなみに補正はマイナス1.5です。滅多に年に一度の作業と羊蹄山の露出が重なることは無いので、ひさびさに1,000枚近く半日で写しました〜お陰で選びきれない程に及第点作品が残せました。最近組曲と言いつつ枚数が少ないぞ!と連絡をくれた貴方こんな枚数でどうでしょうか?
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by mugnum-yoda | 2006-06-14 19:54 | 農ある景色