変化するものこそアート
2006年 09月 21日
たぶん持ち去って帰って食べればスーパーに並んでいる鮭よりは格段に美味いはずだ。
野菜と同じでスーパーに並ぶ魚は見てくれは美しいが味となると考えものだ。
身にも熟成の度合いがあるし脂ののり具合だって味を左右する要である。
良く川に上がって二日目三日目が最高に美味いと食通の間では有名で
ここ尻別川でも体色にうっすらとブナが見え隠れしはじめた個体を狙っての
刺し網がかかる事がある。勿論、密漁となるのであるが最近のヤクザの収入源である。
築地での春のサクラ鱒と並び驚くような金額が付くのである。イクラだけをとっても
沖合で取れたそれは水っぽいが川の入り口から中流域で採取されたイクラの味は濃厚なのである。
食と言うアートも流通の問題で都会の消費者に対し広告的情報操作が行われ、
それで育った子供達はハダカの王様を絶賛するようにプログラムされて行くのである。
更には鮮度が良いと美味いも誤った考えで動物の肉なら冷暗所保存で2週間、魚類ならば死後3日くらいが熟成のピークを迎えるのである。
グルタミン酸が肉全体に行き渡るからとされている、しかし部位によっては異なるから調べてみると良い!
穫れたてを冷凍保存は血抜きもされていないので解凍をすれば水っぽく最低であろう!
これらを補食する動物達は内蔵をその場で食べ身の部分を蓄えて熟成を待って食べるのが習性である。
いつになく目の前の鮭がアートに見えて仕方がなかった。何やら先住民族のそれそのもののようだった。
話しは変わり、仲間のブロガーとの話しだが熱狂的なファンは、スタイルを変えた新しい作品を打ち出すとクレームを寄せ
再び過去の作例をトレースすると待ってました。と絶賛すると言う悩みを先日聞いた。
僕の考えから答えると、変化を恐れた表現者にはなりたくないね!いつも新しいものを提供したいと願っている。
ブログランキング応援して下さい。皆様宜しく頼みます。今日もカチャリ!と願います。
by mugnum-yoda
| 2006-09-21 03:36
| WILD LIFE