いきなりブリザードDAY
2006年 11月 23日
ニセコの標高800メートルから1000メートルの付近をロケハンする一日でした。
この日のニセコは大荒れの天気予報、ニュースによれば瞬間最大風速60メートルの地域もあったらしい
午前中の柔らかな雪は風速を増すにつれ氷の粒まじりの吹雪に変わり北西風いわゆるシベリア颪のダイレクトな通り道では
まともに息が出来ない程、スキー場のリフトマンの頃の経験値で、多分風速30mは越えている違いなかった。
そんなおりに携帯電話が胸元で震えた。あれ!手の感覚がおかしくて電話が巧く操作出来ない。
どうにか電話に出ると相手はマニアな雑誌を連発するA出版社の編集の判断を握る方からであった。
緊張なのか、嬉しさなのか、氷点下二ケタの気温に順応出来ていないのかろれつが可笑しい?
その後スキー場の様子を見に訪れるとオープン前の突貫工事の真っ最中であった。
哀しい景色にカメラを閉ざしていた僕はニセコの雪の物語のプロロ−グに相応しい光景に興奮した。
遠くから雪山を接近させて写したかったが、望遠ズームはいきなり結露してフリーズ!
やはりSIGMAの10−20は海外の過酷条件のジャーナリストに人気だけあって彼は平然と動いた。
まあ、どんな条件であれ足を使って撮れと言う事だなと、自分に言い聞かせた。
作業員達の防寒服は偶然にも色鮮やかで極地の雰囲気を濃くして美しかった。
家に帰り気が付くと剥き出しだった手の甲が軽い凍傷にかかり錆色に変色しており季節を実感した。
それを見たせいか背中にまたゾクゾクするものを感じ歩いて行ける温泉へ癒しを求めた。
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by mugnum-yoda
| 2006-11-23 09:05