俺的1,200mm写真
2007年 05月 22日
辺りの相場よりもかなり割高だと知ってからは足だけが頼りだ。
もう随分と歩いてきたから、この日は足が悲鳴を上げて、かっこわるいけど座り込む。
トレッキング用の良い靴を履いているのだが、それは柔らかい大地に相応しいだけ。
アスファルト、コンクリートの上では逆効果な事を知っていても靴はそれしかない!
疲れて座り込んでいるのを悟られるのが嫌でカメラを取り出す。
熱い日差しが悔しくて空を見上げると美しい光景がそこにはあった。
高所作業のマエストロ!俺も高所作業の免許をいくつか持っているから
食い入るように自分の事のように眺め時間を費やした。
一息つき写真に収めようと画角とカメラ位置を検討した。
なんだか見上げる写真じゃ即席写真な感じで作業者に失礼な感じがね。
ちょいとアイレベルが上がるポイントがあった。珍しくサーフイン以外で使った事はない
400mmレンズにテレコンを付けた。ニコンデジだと1,200mmに当たる。
暗さでノイズが被らないように太陽の位置は正方向。彼の仮枠用の長柄のハンマーの
メッキが太陽を受けて煌めいていた。保安ベルトは無し、クールだ!
時折クレーンのオペレーターとインカム越しにやりとりしている事が伺えた。
俺は自然の中の野鳥なんて撮る趣味はないが、暮らしを支える人々を描写する事に異常に関心がある。
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by mugnum-yoda
| 2007-05-22 17:00