薄暮って凄い
2008年 03月 21日
フランスノルマンディやアイルランド、オレゴンコーストに
なんだか空気感が似て来るのは、この光のマジックによるものだ。
十勝も河岸段丘の川をみれば解る通りに
平野でも石狩平野のような海抜の低い大地ではないから
山脈の奥に太陽が沈もうとも薄暮の時間が長い
この地理的な時間の長さを比較するようになったのは
フライフイッシングでイブニングライズを追うようになってからだ。
爆釣するにも特異日が存在する
サーフインやパウダーボーディングと同じく
釣りの世界も気象データと環境の理解が無くては楽しめない。
良い波が来た時間、釣れた時間、誰もが記録している。
カメラを持つ皆さんは良い写真が撮れた時間を
キチンとその日の気象データと照らし合わせ復習しているかな?
まあ、写真を見て残雪の具合、光量でおおよその日時の見当が付くが
可能ならばデジタルに記録されたデータを何らかの公の基準と照らす事を薦める。
釣りでの話、仲間と良かった日の話をすると同じ日だが
場所により時間の開きがある事に気が付く
それを分析していった結果が薄暮の写真にすこぶる要因となった。
キャッチ&リリースする釣り師にとってカメラは魚籠であり
その日の天候を水量などを記録するツールである。
そして自身の心象迄記録する仲間達も
このブログを見てくれている方の中には、他の写真ブログを
訪問する人と違った意味合いで写真が好きな人が多い。
雪山が好きで写真を、波乗りが好きで写真を
釣りが好きで写真を、犬が好きで写真をと言った方達だ。
俺自身、カメラマニアでも写真マニアでもないから
ライフスタイルのツールとして写真を写す人が大好きだ。
俺のライフスタイルSEX,DRAG,ROCK&ROLLと言いたいが
老いた今は自然の中、太陽の下で熱くなる何かだ!
そんな事を自問自答しながら哲学すると
薄暮の時間は言い切らないと言うか?次が連想出来ると言うか?
プロローグなのかエンディングなのか不明確さが実に心地良い。
先日の三日月をつい写したのも、同じ意味合いでだ。
まあ満月の日はカメラなんて投げ出して釣りしてたいし波乗りしてたいからね〜
日中の写真が少ないのは俺自身が太陽の下弾けているせいだ。
一日中、カメラ片手に子供や犬と遊んでいる人見るけど
カメラが好きなのか?子供が好きなのか?本当に犬が好きなのか疑問だ?
わざわざ遠出してなら尚更カメラを捨てて季節を楽しんで欲しいなあ〜
そして、ちょっと疲れた時にこそ素敵な光景に出会えると俺は信じている。
この写真も十勝にディスクドックの大会の道中に遭遇した農作業だ。
薄暮が進むにつれて屈折と乱反射のお陰で黒かった大地に
光が回り込んで来た不思議な不思議なマジックモーメントだった。
slow fishingを見てみて下さい!俺の理想のカメラのあり方なんだ。
雪がらみこちらはリアルニセコのアウトドア犬、いいねいいね!
あれ?どっちもゴールデンレトリバーの飼い主だ〜
ゴールデンと言えば、素敵な写真を見せてくれる、このガイドさんもだ〜
犬を飼うと言う事は癒しの風景描写に最短距離なのかも知れない?
そうそうこれも見てチョ!
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by mugnum-yoda
| 2008-03-21 15:09