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2008年12月5日、老舗ロックバンドTHE MODS撮影中!くも膜下出血を発症、一緒に仕事をしていた最愛の女性の迅速な対応が功を奏し、重症ながら危篤から生還。身体の後遺症、心の後遺症の中、自分探ししています。


by mugnum-yoda
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貝合わせ

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今朝から再び、一口では洗わせない症状が出てる。それに加えて左半身の麻痺がキツい。コップやみそ汁の椀が持てないのは序の口、食道の左側の繊毛運動が麻痺して喉が詰まる。咳き込む。口元左側が締まりが悪く、食べたものがこぼれてしまう。手術後直ぐはもっと麻痺が強くて自分で食事がとれなかった、鼻からの栄養チューブが外れ、自分で食べる練習、左で支えた器野中身はテーブルに胸元にこぼれた。黄リンや汁もののソバ類は口も付けないうちに床に落ちた。悲しかった。朝昼晩と最愛のSちゃんがア〜ンしてアムアムさせてくれた。顎も旨く動かないから顎に手を添えてアムアムする訓練もしてくれた。食事後は歯ブラシもしてくれた。手術した病院を退院した時には驚く程に歯の裏迄白くなってた。左麻痺で、まずお風呂に自分で入れなかった。看護士の介助風呂は脳から管が沢山出てたので怖くて大騒ぎして入れなかったが、意を決してさっそうと「依田を入浴させます。」と名乗り出てくれて一杯洗ってくれた。手術後だから
脳にも未だ穴が開いてる状態で抜糸もまだでステップルの固定もあるままで怖かったけど、恐らく彼女も慣れない頃だから気持ち悪いと思うけど、手術跡をギリギリさけて洗ってくれて洗剤を流したときは魚を解体したときのまな板のような色にタイルが染まった。排泄のほうもカテーテルが抜けてから、脳の認識の部分の機能がおかしいのでタイミングをずらし粗相し落ち込むオイラを傷つけないように優しくケアしてくれた。今、思えばおばあちゃんのお世話で経験があっても、同世代の大好きな人のオムツを買ったりする心境を考えると、今直ぐにでも窓から飛び出して「ありがとう。大好きだよ!」って強く抱きしめたい。今、僕は杖も車椅子も歩行器も伝い歩きもしないでも歩ける。手術が終わって病院内の移動は車椅子、当然のように介助してくれたのはSちゃん、そのお陰で車椅子を自分で操作しないで済んだ。彼女に怒られるかも知れないけど、12Fから1Fへ検査で降りる途中の大きな鏡に写る僕を乗せた車椅子を押すSちゃんと僕の姿が美しくて嬉しかった。誰かカメラマンに記録として写しておいて欲しい程に映画のシーンみたいで涙が毎度止まらなかった。この頃は全快でSちゃんが
一緒に居ないと発症時のトラウマでトイレに一人で入れなかった。左麻痺だから左手で身体の右の爪を切ったり、左の顔のヒゲを剃ったり出来なくて、延々とSちゃんに介助というより僕の左半身になって戴いた。来る日も来る日も麻痺した側の皮膚が硬直萎縮して像のような堅い皮膚になったのを優しく優しく、もう6ヶ月も暇さえあればマッサージしてくれているんだ。出会った頃から気が付いているけど彼女の手は僕の手にそっくりの感触で和むんだ。本当はね今日もマッサージしてもらいたいと思ってた。歩行練習は全て彼女が本で調べたり勉強したりしてくれて、術後早過ぎと言われたけど、彼女の責任において傷がふさがらなくて頭蓋骨がカチカチ歩調に合わせて鳴る頃から犬のリードのように繋がれて彼女と一緒に病棟を歩く練習をした、それと同時に点滴棒を押して歩くのもね、実は視神経にも重大な症状があって障害物があって見えていても回避出来ずに衝突してしまうんだ。だからSちゃんが居ない時は何処にも移動する事が出来なかった。そんな完全介助してくれながら置き去りになった三頭の犬達の水やり、餌やり、運動、ウンチの始末と涙が出る程、尽くしてくれた。病棟で「依田さんのご家族の方いらっしゃいますか?」「ハ〜イ!」と戸惑いながらも大声で返事してくれたSちゃん。嬉しかったよ!その瞬間仕事のパートナーだけではなく、人生のパートナーにもなって欲しいと甘えた気持ちになった。その後、リハビリ専門病棟に転院し逢う時間がそれ迄の一割に満たなくなって僕は新たな症状の異常感覚、フラッシュバック二苦しむ間も、僕が退院し復活後かかも写真で生活が出来るように独自で彼女は]僕に写真リハビリを施してくれ、最近ようやく写す事が句じゃなくなって来て、直ぐにでも彼女が写したいと願う程にね。今日は日曜日で病院内の作業療法のプログラムも無く、外出、外泊している人が多く閑散として寂しい感じだ。何か時間つぶしにと写真の友達が見舞いにプレゼントしてくれたジグソーパズルをしてみる、これが通常のジグソーとピースの大きさより何倍も小さいタイプで左手足の末端の感覚が麻痺している僕にはつまみ上げる事も不可能だった。戴いた単行本を読み進むが、部屋が明る過ぎて、左空間無視と言う症状の延長の聖だと思うけど、何度も何度も同じ行ばかり読んでしまう。写真集風の雑誌や画集風の雑誌ばかり見ている。調子悪い時は楽し事を沢山思い出さなきゃと写真を探る。この貝サーフポイントでゲット、写した後に持ち帰った。貝合わせ、室町時代の貴族が遊んだ神経衰弱のようなゲームののち、江戸時代には貝に装飾が施され大名の婚礼道具のひとつになったそうだ。もともと男女の性的な意味合いをももつゲームだからね。持ち帰った貝にオイラ独自のアートを施してオイラの究極のベターハーフのSちゃんにプレゼントしようと企てていたまま、僕はSちゃんのみている前で突然倒てしまい、この貝は、何処に行ったか皆目検討が付かない。Sちゃんが医師に相談され了承して壊死した僕の脳の一部を破棄した中の記憶がなんだったのかは未だに解らない。ありがとう、大好きだよSちゃん。写真ブログランキング参加中。Sちゃんと重なりたいのでポチリとしてくれると嬉しいです。お願い。在庫写真でごめんなさい。だって、カメラ持って無いんだもの〜!Sちゃんの写真ブログSmile for The Paparazziも応援してね。
by mugnum-yoda | 2009-06-07 20:48