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2008年12月5日、老舗ロックバンドTHE MODS撮影中!くも膜下出血を発症、一緒に仕事をしていた最愛の女性の迅速な対応が功を奏し、重症ながら危篤から生還。身体の後遺症、心の後遺症の中、自分探ししています。


by mugnum-yoda
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影フェチです。

影フェチです。_b0086920_11225833.jpg
職人歴としては、一番、経験の長いのが、グラフィック・デザイン。現代では、パソコンに、おまけに付いて来るSOFTで、少しばかりの絵心があれば、ちょちょいと真似事すれば、何となく、それらしく、デザイナーの真似っこ、出来るよね。まあ、本業にする人を専門学校で教えた事がある僕から見れば、リカちゃんの美容室とか程度の、ままごとにしか見えないけどね。写真の上に文字とか載せるでしょ?背景との兼ね合いで、見やすい文字、見にくい文字があるよね。それに加えて見やすい色、見にくい色がある。そこそこ見える程度じゃね、商業広告においての文字は、ひとつの要、しかも、それを見せる為に、出広告主はスペースに、その露出時間に、莫大な広告予算を費やしている。僕らは広告のアートディレクターは、クライアントに対して、この広告を今回打ち出すにあたり、その広告の効果を、前月比、何%の売り上げをアップ出来るかをキチンと数式で表現し、断言出来る迄、広告プランを練り込む。この広告に於けるマーケットの動き、顧客心理額に準じたプランニングの僕はプロフェッショナルなんだ。その大切な文字を、いかに見る人に飛び込んで来るように見せるテクニック。色と色を衝突させ、わざと毛抜き合わせ(KNOCK DOWN)で、ハレーションを誘発し、文字が画面上からフロートさせたり。と的大適所の技法を駆使するのは楽しい。これらを指導するのも魅惑的だった。本題の影も、また、そんな選択肢のひとつであり、文字を凸に見せたり、凹に見せたりするのにも万国共通のアイテムである。例えば、お見せしている写真に載せた、お馴染みの、Magnum Yoda Photographyの文字、メインの書体には色を用いてないで、その書体をガウスで太らせ水平方向に風適用でぶれ効果ののち、元の書体と抜き合わせしている。自分の写真に対して毎回、色を変える事無く載せても文字も写真の見え方を損なわないように考えての作品である。また僕は、交通広告を得意としていたので、普段写す写真のトリミングのこだわりが、皆さんと違うと思う。例えばAB判の雑誌の見開き使用想定。駅構内啓示B倍判ポスターの横位置。電車の車内吊りは、特に何度も賞を受賞(
しゃしんじゃなくて、デザイン・ディレクション)してる得意分野。専門雑誌「ブレーン」「宣伝会議」で北のアートディレクターとして紹介されたJA夕張の首都圏向け広告も、このB3判変形の車内吊りト呼ばれる様式のポスターだった。面白い仕組みで宙吊りになる為にb3判の上部の長辺の上から約4センチを金具が加える為に不思議なトリミングが必要であり、それを想定して写す事が、本流の広告屋を退いても楽しかった。「ノートリミングで使用願います。」と言うカメラマンが多かった。中には、媒体を想定して前もってロゴ位置、コピー位置を考慮して下さるカメラマンも多かった。雑誌写真でもボディコピーのブロックを想定してくれる人も多かった、特にモノクロページでは、複雑な技法は避けたい。見た目にも、アカウント的にもね。製版代金、そして文字校正で、直しを1判だけの返しにしたかった。というか、そうしなければならなかった。一冊の製作料金の原価計算が仕事なの、校正段階のフォローの仕方でも大きく変化した。最低価格で、最高のパフォーマンス。多くの著名な写真家、イラストレーター、コピーライター、製版オペレーター、印刷工とのセッションに、明け暮れた日が懐かしい。渋谷に上陸した、日本で販売12番目のMACが僕のものに、photo shopに関しては、最初のオーナーの一人である。大日本印刷市ヶ谷と共に、日本初のDTPの流れを組み上げた。製版知識、写真知識、色知識に長けていた僕が重宝された文明開化のようなMAC上陸だった。そんなフェチなデザイナー知識を下敷きに自らの写真も変わった。当初は外注費削減の為に、当時の社長から買い与えられた4×5カメラに67、外注していたカメラマンと同じものを揃えるで始まったスタジオ機材集め。会社のものじゃ嫌で、自分でもプロ以上の機材に埋もれて暮らしたりね。本日、掲載の写真のライダーの落とした影こそが、デザイナー的発想の写真では?と思う。感覚的に飛び出して見えないだろうか?優れた訴求効果を持つ映画にも使われる事が多い影の使い方。俳句の字余りと同じで、写真でも、それが、あることによる効果が無ければ、可能な限り軽くしてシンプルな方が良いと、僕は教えている。雪のコンディションで影が明白な季節、ひとつ影についてロジックしてみては?コメントお待ちしております。パソコンで写真加工だけじゃなく、サクサク印刷向け実データで印刷屋とセッションしている方、見ている同業、同世代の人いるんでしょ?コメント下さいな。そうそう、影と言えば、この人だね、紹介します。大好きな友人写真家Kage 君を覗いてみてね。世界中の冬景色満載です。
ブログランキング参加中。皆様にお願い。道具も無いけど、写真への愛情は負けないよ、新しい写真じゃないけどカポチリ!お願いです。コメントも、愉しみです。Sちゃんを、僕を喜ばして欲しいよう。
by mugnum-yoda | 2010-02-08 11:46 | Extreme Sports