組曲『最もニセコに近い空』
2006年 07月 25日
隣の家の屋根のペンキ塗りを請け負っていた
友人のパールが高気圧を読んでいたように現れた。
彼はニセコでは知らない人がいない程に有名な男である。
エクストリームスキーヤーとしてもリバーガイドとしても
スキルの高さで定評のあるスエーデン人なのだ。
ニセコのみならず経験値やスキルの高い人間は
大手のアウトドアカンパニーでは新米ガイドを安く起用して
ランニングコストを下げることが必須であり
中々経験値の高さに比例して仕事が減って行くのである。
それぞれにプライベートのガイドを始めるのだが
安定収入となると季節勝負のニセコでは至難の業である。
まあ解っている客達は探し出してコンタクトを求めて来るのだが。
大方は雑誌やホームページのリンクをたどる訳だから
本当のニセコを案内出来るやからには巡り会わずに終わっているようだ。
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釣りのガイドも然りでニセコローカルの誰もが
釣りの雑誌やメーカーでサポートされるている有名な
先生達よりも技術的に高いのであるが。
わざわざ東京くんだりから尻別川に訪れスクールなんぞを
繰り広げたりしているんだから笑ってしまう。
少し前に羊蹄山で死亡事故を起こした山岳ガイドも
東京から引率して来た有名人でニセコの気象も解らない男であった。
写真にしろスキルを上げて個性を作り上げると
北海道では仕事が減るのが習わしだと言うのもこれに似ている。
昨日スタジオカメラの友人とも同じ話題で盛り上がった。
デジタルの時代でホテル内部の撮影をワンカット2000円で
請け負うような下積みを経てないカメラマンが横行しているようだ。
またアオリや収差、デジタルの荒れなんかを気にしない
不感症的デザイナーが一気に増えたようである。
まあ今年も死亡事故がこれ以上増えない事を祈るばかりだ。
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広告写真の大家マッシュボスに指摘されるまで
気が付く事が無かった僕の特徴のスケール感を意識してみました。
FILMで写したかったかけがえの無い青空でした。
by mugnum-yoda
| 2006-07-25 15:01