鉄橋に響く汽笛
2006年 10月 07日
僕が問い合わせた駅の駅員さんがSL撮影マニアだった事が僕に幸運をもたらせてくれたんだ。
やはり、にわか撮影の方と30年を越えて国鉄の美しさを追い求めるカメラマンとでは待遇が違うのだ。
ある駅の近くにある鉄道管理道に車を乗り捨て、三脚とカメラ三台を担ぎ鉄路をひたすら歩いた。
万が一の為にストップウオッチに予定通過時刻をインプットしてアラームにしてね!
尻別川にかかる鉄橋としては最大の高さを誇る場所である。車を隠した場所からは一時間くらいだろうか?
視界が開けると強風に身体が飛ばされそうでしりもちを付いた!合図と言っても直線では無いからやはり三枚が限界のカーブであった。
前もって機関士さんから視認されやすいように彩度の高いストームジャケット来て来た。
ひとつ目の汽笛が聞こえ僕は武者震い、二つ目の汽笛が聞こえたと同時に鉄路が歌い出した。
三つ目の汽笛が聞こえた時には鉄橋が金属音を幾重にもレイヤーした懐かしい音に
あっという間の出来事だった。後に残ったのは血の匂いだけであった。
僕の髪の毛はシャワーを浴びた後のようにずぶ濡れだと言うのもその時気が付いた。気温10度。
僕の合図に煙を吐き出してくれて、興奮した為か情けないイージーミスをカメラ二台がしてしまった。
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by mugnum-yoda
| 2006-10-07 20:51