車上荒らし
2007年 04月 06日
機材の不備もあるのだがシャドー側の締まりを、どうやっても目指す形にライトを組めなかった。
そんな筈は無いと自分自身に苛ついたが、時間に追われ妥協策を配して終えた。
記念撮影系のウエディング写真なんて、もともと眼中に無い。目指すところは
ウエディングであろうとNYのファッションフォトグラフイー世界のの追従者でありたい。
新たに沸き出した疑問を解決出来ずにいる事は我慢がならなかったので
札幌のカメラマンの中では飛びっきりリスペクトしている先輩のスタジオに押し掛けた。
懐かしかった。俺はデザイン畑だが現役時代は殆どの時間をスタジオで過ごした。
撮影を伴わないデザインなんて考えられない程、俺は写真の現場が好きだった。
カメラマンに撮影を説明する為にロケ地でサンプル撮影をするのも好きだった。
運良く俺の上司は、そこまで写せるんだから依田の写真で本番も行こうよ!
なんて低い次元の考えを押し付けて来なかったから多くのカメラマンの仕事を
目の当たりにする事が出来た。ひょっとするとスタジオ付きのアシスタントよりも
一世を風靡した大先生のライティングの手口を盗み取れているのかも知れない?
写真にはどんな名声の高い先生にお願いしようが、相場価格があるから
それを良い事に憧れの先輩をカメラに起用させてもらう事が出来た。
ディレクタ−としての口説きの技術も自信があったから、役職を利用し
今振り返れば、俺の肥やしを熟成させた時期であった。
しかし、時が経つに連れ現場を離れると、大先生の機材をパンパンパンと
仮組し「こんな路線で考えるのですが〜?」といとも簡単に進行して行ったのだが
今は思い出すのに時間がかかるようになった。
シンプルかつ効果的な篠山ライトを基準に考えた週末だが、無段階調光が
出来ない事もあり求める光を吐出す事が出来なかった。
お願いに先輩を訪ねたのはライトテストの為にスタジオを貸して下さいと伝える為にだ。
何時でも空いている時は良いよとの事でテストシューティングが出来る事となった。
依頼されているレゲエダンサーの宣伝材料とグルーブな感じのヌード写してよ!
と言う女性カメラマンでダンサーの娘の初めてのヌードをここでクリエイトしようと決めた。
しかし何で東山ホテルの写場は引きがあれ程までに無く、外光が遮断出来ない設計なのだろうか?
ブログランキング参加中。ポチリっと頼みます。皆様の応援ポチリに僕は犬達とこんな感じで喜んでます。
by mugnum-yoda
| 2007-04-06 00:45