8の字が無限を呼んで昼寝かな
2007年 06月 14日
慣れている単純作業で運動量も少ないのだが、それでも汗が湧いて来る。
ニセコに移り住み、この作業の手伝いを何度繰り返したことだろうか?暑い!
指先の細やかな手仕事も、座ったり立ったりを繰り返す仕事も堪えはしないが
元来、閉所が苦手なせいなのか頭痛が鈍く押し寄せる。目眩は空腹のせいだろうか?
三日前から砂糖を切らているから血糖値と関連があるのか定かでは無いが、しんどい!
昼休み、と言っても早朝からの仕事じゃなかったから俺は昼休み返上で
一気に作業を済ませ家に帰り冷えたフローリングに横たわりたかったのだが
昼飯をとりに、みんなそれぞれの家へと戻って行ったが
弁当なんかもってなかったが「木陰で弁当食べますよ俺は!」と
農場主に告げ裏の川へと降りた。なんて心地がいいんだろう。
草の覆いかぶさる川岸ではヤマメが虫を何度もパシャリと補食している。
釣り道具があればなあ〜なんて思ったが今日の所はいたしかたがない。
喉に両手ですくった水を流し込む、なんて美味いんだろう。
靴を脱ぎ裸足になり、ズボンを脱いで川に立ちこんだ。懐かしい一年ぶりだ。
火照った両足がジュウと音を立ててニセコの自然と同化していく。
Tシャツを岸に放り投げ、前屈の測定のように伸びきった髪の毛を
湧水の川の心地よさの中に流し込んで涼を楽しんだ。
川に浸かっていない部分が今度は逆に暑く感じて首までお風呂に
入るような情けないスタイルでしばし目を閉じた。
ノースフェイスの速乾性素材のブリーフは一度絞っただけで殆ど乾いていた。
何も無かったように身支度を整え土手に上がり、雑草の茂みに身を横たえた。
チクチクする感じがくすぐったくて、さっき迄の眉間の皺が目尻へと移動した。
そんな事もおかしくて笑った。暑さで頭をやられたのかも知れないが
空には手を伸ばせば届きそうな高さにクロアゲハが何匹も逆光に艶めいていた。
視線を直ぐ横へ向けると未だ半透明でチャートリュース色の小さなバッタが。
その奥にある先ほど迄作業していた場所を見るとスプレーで書かれた数字の
8が飛び込んで来た。8の字が∞のマークに見えてまたひとり笑った。
サーフボードメーカーのインフイニティ、レーシングの無限
メビウスの輪なんて哲学思想が頭をよぎった。勿論レンズの∞マークもね。
世の中はループ!あと何年続ければ断ち切れるのだろうか?
カメラの仕事のオファーは多いのだが、動く金が無く断り通し
写真を仕事にしているなんて知らない人と共に今日も汗を流している。
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by mugnum-yoda
| 2007-06-14 23:27