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2008年12月5日、老舗ロックバンドTHE MODS撮影中!くも膜下出血を発症、一緒に仕事をしていた最愛の女性の迅速な対応が功を奏し、重症ながら危篤から生還。身体の後遺症、心の後遺症の中、自分探ししています。


by mugnum-yoda
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アオウミガメの旅

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この夏は久しぶりにサーファーとして過ごした。
当初はGFにも負ける程パドル力が弱っていたが、あっという間に
身体が覚えていたそうで昔の体型を取り戻した。

そんな訳で台風スエルのハンティングに明け暮れた夏だった。

10年ぶりに昔通ったポイントに行ってみると、その変貌ぶりに
浦島太郎のようになった。まずはサーファーの多さ、マナーの悪さ、ゲロが出そうだった。

自然との対話こそが最大の醍醐味なのだが、自然とは無縁のポイントに人の群れ

地形も様変わりしていた。何度かの地震のせいもあるが
温暖化による海水位の上昇で至る所にテトラポットが

そんな風景を見ながらサーフインしたく無くてエスケープ
探し求めていたエルドラドが、この赤いどこまでも続くビーチ。

台風スエル5日連続でこの名も無いビーチで時間を忘れた
久しぶりのα波のせいか時間はアイランドのように過ぎていった。

一日だけ置いて台風直後のビーチの景色を写しにカメラマンとして
同じ赤いビーチに降り立った。波こそ静まりかえっていたが
過ぎ去った台風に水分を絞り抜かれた景色は
あの世紀末の映画、猿の惑星のエンディングシーンのようだった。

その時の光景は忘れはしない。その屍の大きさは甲羅の長さで約1.2メートル。
アオウミガメは小笠原諸島や伊豆七島を北限とされているが
其処から遥か北海道と言う北国へ潮流に乗って旅をしてきたのであろう?
まあ温暖化で南国の回遊魚が北海道でも豊漁だったので疑問は無かった。

でも泣けたなあ〜アオウミガメは最近ハワイアンのブームでご存知の
皆さんも多いだろうけどHONUと呼ばれ、ポリネシアの伝説で
サメに襲われた人間の身代わりになった話があるらしく
「海の守り神」とされている。ひよっとして目の前の屍は
誰かの身代わりになり命を絶ったのではとさえ思えた。

衝撃的だったので写して直ぐにはブログにはアップ出来なかった。
49日が過ぎないうちに取り上げると、天国に行けないんじゃないかと思えたんだ。

屍に接近してみると異臭等は一切放っていなかった。
致命傷はと見回してみたが解るような外傷は無かった。

おそらく台風の大波に何度もビーチに叩き付けられ失神したのであろうか?

それにしても外傷はついさっき鳥につつかれて目を失った感じだけ
まだ目から涙のように血がたらたらと流れていた。

ひよっとして、もう波のサイズは頭以下だから詰まらないと思わないで
昨日もこのビーチに波乗りに来ていれば救えたのかもと思うと、また泣けた。

浦島太郎になるチャンスを失ったのが今の俺だ。

今日のローカルニュース、
http://www.petwalker.jp/news/story.php?sNum=581
小樽の水族館で初山別の浜で傷ついていた
アオウミガメを預かり治療していると報じていた。

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そうそう哀しい話ついでに先輩の悲しい!!も読んでみて下さい!女性のカメラ好きな方は特に!
by mugnum-yoda | 2007-11-20 22:40