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2008年12月5日、老舗ロックバンドTHE MODS撮影中!くも膜下出血を発症、一緒に仕事をしていた最愛の女性の迅速な対応が功を奏し、重症ながら危篤から生還。身体の後遺症、心の後遺症の中、自分探ししています。


by mugnum-yoda
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漁村で小さな写真館を開きたい。

漁村で小さな写真館を開きたい。_b0086920_375096.jpg
親しい写真の仲間はご存知だろうが
オイラの将来の夢は小さな写真館の親爺になることだ。

それも漁村がいいなあと思っている。「世界の中心で愛を叫ぶ」の影響もある。
農村でも良いのだが、農村の生まれだから海に強くひかれるんだ。

水瓶座だからか?サーファーだからかも?

街を歩くと必ず写真館のウインドウに飾られた写真に時間を費やす。
写真部の頃、町の写真館の親爺に大判カメラの事、暗室の事いろいろと教えてもらった。

中学時代からコンテストに応募するものは、この写真館の
暗室を借りてカラーであろうと生意気にも手焼きしていたんだ。

今思えば、どんなに印画紙使おうが薬液を無駄にしようが
あの親爺は一円たりとも請求してこなかった。

そんな環境の中、写真技術を熟成してきたから
オイラも自分が写すよりも、オイラの一言で誰かが
昨日よりも今日、心地よい写真を撮ってくれる方が嬉しい。

ブログの記事で垂れ流しで教えるのを止めてから久しい。
まあ苦情があって当然だよね!教えるのを商いにしている人いるからね。

今は連絡をくれた人だけに、添削したり批評する程度。
まあマンツーのほうが、それぞれの長所をいかせれて教えやすい。

でもね、本音を言うと中学生とか高校生とかに教えたいんだ。
あと経済的に厳しいけど情熱のある大人かな〜?

今、話題になってるけどプロレタリアってあるでしょ。
北海道の昭和20年代から40年代は、もの凄く労働者階級で
表現芸術が盛んだったんだ。オイラの親爺もだ。

炭坑労働者、漁民、ついで農民な感じでブームの軸だった。
プロレタリア表現の研究してるから話せばきりがないが

オイラはプロレタリアの末孫でありたいと願っている。

小樽の郷土資料にある鰊繁栄のころの写真は感動的だった。
その何枚かの写真で、それまでの表現を全て捨てた程だ。

たわいのない労働の記録写真と家族の肖像だ。

日本の写真館のレベルが落ちたのは何年を境にするのだろうか?
学校依存型の営業はデジタル時代皆無なったと嘆く経営者もいる。

そんな話を聞いてから無性に写真館の親爺になりたくなった。
真面目に居抜きで入れる場所を探した事もあった。

オイラは人間の生き様をナチュラルに撮る事が一番好きだ。
お仕着せの衣装に非日常的な照明配置、ダウトだらけの写真館の看板写真。

本日「潮わたり」に同船させてくれた家族に敬意を払いながら
ファインダーを覗くとオイラが本当に写したいナチュラルな景色が広がっていた。

全速力で波を蹴る船の振動の中、スヤスヤ眠っていて起きたばかり、
赤ちゃんなのにじっくり焼けた美しい小麦色の肌だった。

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by mugnum-yoda | 2008-07-28 04:15